いて座~たて座の天の川には明るい散光星雲がいくつかあります。
どれも赤い星雲と美しい星団と暗黒星雲から成り、夏の星空の楽しみです。
ここは星の誕生の場所でもあります。
南からМ8(干潟星雲)、М20(三裂星雲)と今回のМ17、М16がありますが、
М8とМ20は以前のブログで紹介しました。
М16(わし星雲)
※赤い散光星雲がМ16で,北側の星団がNGC6611。地球からの距離は4600光年
※左下向きに飛ぶ「わし」の形に見える。中央にハッブル宇宙望遠鏡の写真で有名な、
3本の指を立てた様な暗黒星雲の「創造の柱」が見える。星が生まれつつある場所である。
М17(オメガ星雲)
※満月ほどの大きさの散光星雲で望遠鏡を通し肉眼でも星雲が良く見える。
ギリシア文字のΩ(オメガ)に形が似ているが、「白鳥星雲」の方がイメージに合っているように思える。地球からの距離は4200光年である。
※この二つの星雲は、空の暗い所で双眼鏡で良く見えるので、最初の星図を頼りに
チャレンジしてみてください。