天の川銀河の星めぐり

天の川銀河の天体を、天体望遠鏡で見た感じにコリメート撮影で星めぐり中です。

いて座~たて座の天の川(暗黒星雲をめぐる)

天の川銀河外観                       MITAKAで作成

※夏の天の川は太陽系から見るといて座の方向に中心があり、天の川がもっとも濃く見えるところです。そのため暗黒星雲もいろいろ楽しめる場所でもあります。

当ブログの天の川を撮影した「写真―1」と「写真―2」の位置

「写真―1」いて座の天の川    撮影データ不明 愛知県奥三河・御園で撮影

「写真―1」の説明 

・パイプ星雲(暗黒星雲):全長7度に及ぶパイプのような形の巨大な暗黒星雲。正体は光を発しない星間物質(塵とガス)で、後ろの星をシルエットの様に覆い隠す。やがてここから星が誕生する。地球からのキョリは約430光年と以外に近い。恐竜絶滅の原因が巨大隕石落下の他に、暗黒星雲の太陽系通過説もうなずける。

 

天の川銀河中心方向:この方向やく2万8000光年先に我が天の川銀河の中心がある。

・インクスポット(B86):インクを一滴宇宙に落としたような暗黒星雲。バーナード86というカタログ番号がつく。

 

・仔馬の横顔:左斜め上を向いた仔馬の横顔のような星のかたまり。暗黒星雲に縁どられてこのかたちとなっている。目や鼻や首筋にあたるところが暗黒星雲で、目はB92番である。

「写真―2」いて座~たて座の天の川    撮影データ不明 愛知県奥三河・御園で撮影

※写真上の方の天の川の明るいところが「たて座のスタークラウド」と呼ばれる星の密集地。いて座から淡くなった天の川がここで明るさを増している。