天の川銀河の星めぐり

天の川銀河の天体を、天体望遠鏡で見た感じにコリメート撮影で星めぐり中です。

バラ星雲 NGC2238(いっかくじゅう座)

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いっかくじゅう座(矢印がバラ星雲)(mitakaに加筆)

※バラ星雲はオリオン座の左となりの「いっかくじゅう座」の目の下あたりにあります。

「いっかくじゅう座」は有名な「冬の大三角」の中にスッポリ入り、位置はわかりやすいですが明るい星が無く星座の形はわかりにくいです。

「一角獣」とは一本の角を持つ馬(もしくは山羊)で別名「ユニコーン」のことです。

※「バラ星雲」は地球から5000光年のところにある大きな「散光星雲」で、真ん中に空洞がある赤い星雲の形が「バラの花」に似ているところからそう呼ばれています。

同じような形の星雲にカテゴリ「いて座」のM57や、「みずがめ座」のNGC7293のような「惑星状星雲」がありますが、バラ星雲はそれとは違いカテゴリ「いて座」のM8と同じ「散光星雲」の仲間です。

 大きさが満月の2倍ほどあり低倍率でないと望遠鏡の視野に入りません。

6cmの望遠鏡で倍率10倍で写したのが下の写真です。

肉眼では見えませんが、双眼鏡で見た感じです。星雲の大きさが実感できます。 

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6cm屈折(10倍) 2022.1.28 ASI385MCコリメートF3x10秒+QBPx1枚

※中心にある星団はこの星雲から誕生しました。星団の星の強い恒星風や紫外線で回りのガスが追いやられ空洞ができました。空洞の周りの星雲では今も星が誕生しています。

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15cm反射(25倍) 2022.1.24 ASI385MCコリメート           F3x10秒+QBPx1枚