天の川銀河の星めぐり

天の川銀河の天体を、天体望遠鏡で見た感じにコリメート撮影で星めぐり中です。

美しい2つの散開星団-M52とNGC7789 (カシオペア座)

カシオペア座の2つの星団 2019.10.26 Canon10mmx15秒露出 奥三河総合センターにて

※先月もカシオペヤ座の散開星団NGC457を紹介しましたが、カシオペア座からふたご座に流れる「天の川」にはたくさんの美しい散開星団が見られます。

散開星団は天の川の中でまとまって星が生まれたところで、元は赤い散光星雲の中で生まれました。ガスが消えた後に誕生した星の集団が散開星団です。

倍率25倍で見たM52 2023.11.14 20cm反射+LX7コリメート撮影 10秒露出

※まずはじめはM52星団です。地球からの距離は約3800光年にある星団です。

 星の数は約200個で若い星からできています。明るい星が一つあります。

倍率83倍で見たM52星団 2023.11.13 20cm反射+LX7コリメート撮影10秒露出

※次にみるのはNGC7789星団です。

倍率25倍で見たNGC7789 2023.11.14 20cm反射+LX7コリメート撮影 10秒露出

※ぼんやりと大きく密集しているのが特徴で、満月の約半分の大きさです。

 地球からの距離は約7600光年で、約1000個の星から出来ています。

倍率85倍で見たNGC7789  2023.11.14 20cm反射+LX7コリメート撮影 10秒露出

※この星団はやや倍率を上げた方が美しく見られます。85倍で視野いっぱいに広がった姿がみられます。写真では実際の美しさがなかなか伝わりません。