天の川銀河の星めぐり

天の川銀河の天体を、天体望遠鏡で見た感じにコリメート撮影で星めぐり中です。

海王星の衛星トリトンによる恒星食(準備編)

※来る10月6日深夜、海王星の衛星トリトンによる恒星食が起こります。

 トリトン水瓶座の11.7等の恒星と重なります。

 トリトンはいろいろな意味で注目されている天体で、今回の恒星食の観測では

・直径や位置を求める。

・大気の大きさや光量変化を調べる。

   等が目的です。

詳しくは天文ガイド及び星ナビ誌の10月号や佐賀市星空学習館の早水勉さんのWeb「HAL星研」を参考にしてください。

私はこの現象を今持っている機材で観測(写真撮影)出来るか以下の様に準備しました。

 

※この現象の撮影は下記の点でなかなか難しく感じました。

 ・撮影対象の星の光度が暗い。

 ・写真を1秒以下の露出で写す必要がある。(撮影間隔は1~2秒以下)

 ・写真のフォーマットは16bit(FITSかTIFF)が必要等。

ほんとに1秒以下の露出で写るかテストしてみました。

2022.09.24 20h33m34s  1秒露出 20cm F5反射+白黒CMOSカメラ GAIN 300

※9月24日に写した海王星トリトン水瓶座の11.7等星です。

まだ11.7等星は遠く離れています。

海王星の右下にトリトンが小さく写っています。

この写真サイズ(1608x828)ですと海王星トリトンが近すぎで分離が悪いです。

またファイルサイズも2600kbと大きく40分間の撮影には重いです。

2022.09.24 20h43m41s  1秒露出 20cm F5反射+白黒CMOSカメラ GAIN 300

※この写真サイズ(320x240)ですと海王星トリトンの分離もまあまあです。

またファイルサイズも155kbと小さく40分の撮影でも200Mbほどで可能です。

同じ撮影条件で近くの土星の衛星を写してみました。

※12.8等のミマスも写り、今回自分の手持ちの機材で1秒以下の露出で写してみる

 自身が持てました。

 

観測結果はまた10月6日以降にアップします。

今年は天候が悪いので当日は晴れてくれると良いのですが。