天の川銀河の星めぐり

天の川銀河の天体を、天体望遠鏡で見た感じにコリメート撮影で星めぐり中です。

オリオン大星雲 M42,M43(オリオン座)

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M42,M43 20cm反射(30倍) 2016.2.7 LX7コリメート F1.4 x 15S x 1枚

*大きな星雲がM42で、その左上のまがたま形の小さな星雲がM43です。

 地球に近い(1500光年)ため、肉眼でも見えるほど大きく明るい星雲です。

 望遠鏡でもこんな感じに見え迫力が有りますが、色は全体に白っぽく明るい所が

 緑っぽいピンク色に見えます。

このあたりは星形成領域で、大星雲の中には約2000個の星が集まっています。

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M42,M43 20cm反射(100倍) 2016.2.7 LX7コリメート F1.4 x 15S x 1枚

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トラペジウム(四重星)20cm反射(143倍)2019.2.21 LX7コリメートF1.4 x 2S x 1枚

オリオン大星雲の成因過程

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図は名古屋大学 福井康雄、国立天文台 鳥居和史「オリオン大星雲の起源を解明」より

*現在はステージ3の状態で、中心のトラペジウムの強い光に刺激され星間分子雲が

 輝いて(HⅡ領域)見えているのが大星雲です。このような星雲を「散光星雲」

 とよびます。現代人(ホモ・サピエンス)がアフリカから世界各地に拡がった

 10万年ほど前に分子雲の衝突がおきました。

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2枚目の写真の説明