天の川銀河の星めぐり

天の川銀河の天体を、天体望遠鏡で見た感じにコリメート撮影で星めぐり中です。

小惑星357番Nininaニニナ(かみのけ座)

かみのけ座と小惑星撮影範囲 2020.06.16 Canon 10mm F3.5 25秒奥三河総合センター

※北斗七星としし座の間にかみのけ座があります。上の写真の左上の小さな四角で囲んだ内に「小惑星357番のNininaニニナ」が居ることが小惑星の位置推算でわかっていたので写してみました。

小惑星Ninina 2022.04.19 21h27m 20cm反f1000mm直焦点+CMOSカメラ 14等星

小惑星357番のNininaニニナは1893年にオーギュスト・シャルロワが発見しました。公転周期は5.59年で直径は106mで小惑星帯に属します。ニニナという名前に特別な意味はないそうです。

軌道が確定している番号の付いた小惑星は現在までに54万個、仮番号のものが15万個、その他10万個で計79万個が発見されています。ほとんどが火星と木星の間の「小惑星帯(下の図参照)」に属しますが、そのうち2.6万個が金星の軌道まで入り地球にも接近します。形状は下の写真の様にまちまちな岩石のかたまりの惑星です。

Weblioスペース百科より

NASA/JPLより

※2枚目の「小惑星Ninina」の写真を小惑星センターのデータで検索すると上の写真の様に5個の小惑星が写っていることがわかりました。赤の番号が打たれている星です。

番号から調べると

No.

小惑星番号

発見者

大きさ

予報等級

(000357) 1893 Ninina

O.シャルロワ

106.1km

14.0

(015226) 1986UP

ブァーブロブ

4.2km

16.0

(071026) 1999XD62

LINEAR

 

19.6

(097062) 1999VZ5

小林隆

7.0km

18.9

(132570) 2002JU109

LINEAR

 

19.4

 

No.1と2は写っていますが、No.3~5は暗くて私の望遠鏡とカメラではむりです。

No4の発見者の小林隆男さんは群馬県のアマチュア天文家で2000個以上の小惑星    を発見しており世界第2位です。