※中心の淡い赤いリングが惑星状星雲で別名「らせん星雲」と呼ばれるNGC7293です。中心に星雲を光らせている「白色矮星」が見えます。
私は庭に有る小さな自作天文台で撮影してますが、南に人口40万人ほどの都市があり、南の空は光害で昨年秋まではこの淡い星雲は写せませんでした。
しかし、今年QBPフイルタという干渉フィルタを入手しやっと撮影できました。
NGC7293は太陽系から約650光年と太陽系に最も近く、大きさも全天で2番目に大きい惑星状星雲です。オリオン大星雲が1500光年ですから随分近いです。
カテゴリ「こと座」のM57 リング星雲と比べて下さい。(倍率が同じ写真です)
「らせん星雲」という名前は、赤いリングが「らせん階段」に見えるからです。
「星居天文台のホームページ」の写真を見るとよくわかります。
星雲の生い立ちは下の図のとおりです。