天の川銀河の星めぐり

天の川銀河の天体を、天体望遠鏡で見た感じにコリメート撮影で星めぐり中です。

NGC7293-らせん星雲 (みずがめ座)

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20cm反射(25倍) 2021.10.29 LX7コリメートF1.4x15秒+QBPフィルタx3枚

※中心の淡い赤いリングが惑星状星雲で別名「らせん星雲」と呼ばれるNGC7293です。中心に星雲を光らせている「白色矮星」が見えます。

 私は庭に有る小さな自作天文台で撮影してますが、南に人口40万人ほどの都市があり、南の空は光害で昨年秋まではこの淡い星雲は写せませんでした。

しかし、今年QBPフイルタという干渉フィルタを入手しやっと撮影できました。

 

 NGC7293は太陽系から約650光年と太陽系に最も近く、大きさも全天で2番目に大きい惑星状星雲です。オリオン大星雲が1500光年ですから随分近いです。

 カテゴリ「こと座」のM57 リング星雲と比べて下さい。(倍率が同じ写真です)

「らせん星雲」という名前は、赤いリングが「らせん階段」に見えるからです。

「星居天文台のホームページ」の写真を見るとよくわかります。

星雲の生い立ちは下の図のとおりです。

 

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NGC7293想像図